
レンガ積みの建物と一言で言っても様々なものがあります。
従来のレンガ積みの建築物はモルタルを用いてレンガを積み重ねる「湿式工法」により壁面を構成していました。
このようなレンガ壁面はモルタルの接着力によって各々のレンガの一体化を図っているため、レンガ壁面にかかる水平荷重に対してはほとんど耐えられず、地震大国の日本では普及に障害があるといわれてきました。
ではSAYYASJAPANグループが推奨している『レンガ積みの家』は他のレンガを使った建物と違い、地震に対する強度を保つ強い建物になるのでしょうか?
それは、独自の特殊金物と鉄筋を使うため、強固な施工が可能になりました。レンガ同士を横鉄筋と縦鉄筋をくまなく配置して連結することで充分な構造強度が得られなかった欠点を効率的に解決し、暴風・地震などの災害に対して非常に強い構造建築を形成することができるのです。
また建物躯体の外側に通気層を設けてレンガ壁面を構築することにより、建物の外装仕上げと同時に断熱性及び耐久性の向上を図ることができるようになりました。
このように構成したことにより、レンガによる外装仕上げと同時に空間層が建物躯体に対して断熱効果を発揮することになり、冷暖房効率の優れた建物にすることが可能になりました。
2008年7月24日に茨城県つくば市「独立法人土木研究所」において、世界初となる『レンガ積み木造住宅(2階建て)振動実験』を実施しました。
阪神淡路大震災の震度7の1.5倍の地震動を加え、連続して中越沖地震の震度6の1.2倍の地震動を計4回建物に加えました。
特殊耐震金具を使用したレンガ積みの家には損傷は見当たりませんでした。
また、一般的な耐震工法からは比較できない耐震強度の数値を叩き出しました。
その要因として積まれたレンガとタテとヨコに張り巡らされた鉄筋によって木造軸組に固定されることで、レンガ自体の強度と高耐久木造軸組の強度とが融合して、より頑強な躯体構造になっていることが実証されました。



災害対策としては地震の二次災害として、火災に対する耐火性も重要になってきます。耐火性は自身や家族が気をつけていても、隣の家や近所の火が燃え移るという危険性があります。また、化学物質を使用した新建材が燃えると有毒ガスを発生して窒息死するということも忘れてはいけません。
2007年11月26日大阪府吹田市㈶日本建築総合試験所におきまして、『レンガ積み外壁の耐火性能申請耐力壁30分防火性能試験』を実施しました。 実験は通常火災を想定し大きさ約3m角の実物大を試験体として加熱釜にはめ込み加熱し、30分間反対側に火災の噴火が(遮炎性)起こらないか等を注意深く観察し、釜の中は約820℃まで上昇させます。試験終了後、試験体として積まれてあるレンガの中心部は278℃まで上昇して白くっていましたが、レンガの裏側は100℃を表示していましたが、せっこうボード側はわずか16℃と温度に変化は見られませんでした。 また、試験体の構造材である断熱材・間柱となる材木部分もまったく変化は見られませんでした。外壁となるレンガはセラミック状に硬くなっており、ノミを入れてもびくともしませんでした。

住環境を一定の温度に保ち快適にするためには高度な気密性が必要となります。いかにすぐれた断熱材を使用したとしても、気密性能が悪く湿度の高い日本では結露が発生してしまい住宅全体を腐らせてしまう原因となります。
日本では北海道から沖縄までを6つに分類し、地区ごとにQ値の基準が示されています。北海道などの極寒地区は1地域、関東や多くの県が該当するは4地域とされています。
※Q値とは断熱性能を表した数値のことをいうのだけれど、具体的には建物の内と外の温度差が1℃の時、1時間に失われる総熱量を床面積で割ったものでQ値の数値が低ければ低いほど断熱効果と省エネ性能が高いということになります。
現在では関東や多くの県が該当するのは4地域ですが、冬の熱損失しか考慮しておらず、地球温暖化の影響で毎年の温度上昇が危惧される中で、夏場の冷房の熱損失も考慮すべきなのです。全国に差をつけることなく、1地域レベルのQ値の断熱対策と遮熱対策が必要とされています。
残念なことに他の先進諸国と比べても日本の規準は最も低い状態です。『レンガ積みの家』では、全国各地差をつけることなく1地域レベルの気密性を目指しており、また内装材の床・壁・天井材に調湿効果に優れた自然素材を使用する事で、結露を防いでアトピー性皮膚炎や喘息の原因となるカビやダニの発生を抑える効果があります。調和とバランスに優れた住環境はリビングやトイレ・洗面室・浴室が同じ温度になり1階の床面と2階天井面の温度差も1℃前後に保つことができます。
現在では住宅の断熱材も様々な種類があります。
断熱材を選ぶ前提は吸水性がなく、湿度の影響を受けない素材が良いとさせています。
また燃焼時に有毒ガスを発生する物がありますので注意しましょう。日本では断熱材のシェアの64.2%がグラスウールですが、99.6%が空気、原料のガラスは0.4%で出来ており、火をつけると、燃えるのは化学接着剤のみで原料のガラスは燃えませんが350℃ほどで熔解します。
また、吸水性に弱く一度濡れてしまうと断熱効果は失われしまい、カビやダニの発生源となってしまいます。SAYYASJAPANグループではセルローズファイバー断熱材を推奨させて頂いております。
エコロジー先進国のスイスやドイツにおいて最も多く使われている、主要成分は新聞紙で切断した新聞を繊維状に細かくしホウ素と混合して作られたエコロジーリサイクル断熱材です。
エコマーク日本環境協会、グリーンマーク古紙再生促進センターの表示認定を受けている断熱材はセルローズファイバーのみとなります。
セルローズファイバーの燃焼実験ではホウ素化されている為に火をつけても2300℃まで熱しないと燃えません。
一般的な火事の温度が1100℃と言われていますので火事や不審火では問題はありません。
実際にバーナーや特殊器具で燃やしても炭になって発火しません。
煙に関しても紙を燃やす程度しかでませんので、二酸化酸素は出しますが有害物質は出さないという特性もっています。他の化学断熱材では410℃で発火するものが多く燃焼時に有毒ガスを揮発する物もあるので注意しましょう。日本は湿度が高いので古紙を加工した透湿・調湿性の高い断熱材のセルローズファイバーはベストな選択だといえるでしょう。
